スモールハピネスの輪を広げる毎日のヒント
誰かを幸せな気持ちにすることは、思っているよりも簡単です。「あなたが笑顔になれば、世界も笑顔になる」という古いことわざには、科学的根拠があります。ハーバード大学の研究者らは、幸せには伝染力があることを解明しました。
幸せを感じている人の周りにいる人々は、同じく幸せを感じる確率が25%高いという結果が出たのです。
リチュアルズのハピネスアンバサダーを務めるMo Gawdatは「地球上にいる全ての人が、1日1回、誰かを幸せな気持ちにする行動を取ったら、どうなるか想像してみてください。驚くべき連鎖反応が起きるでしょう」と、述べています。「それは大がかりなことではありません。小さく、ささいに思えるような行動で、誰かを笑顔にできます」。気軽にできるアイデアをヒントに、あなたも幸せの連鎖を起こしてみませんか。
誰かを幸せにする方法 #1:本を置く
オーストラリア人で友人同士のアリとミシェルは、人々が通勤中にスマートフォンを見る代わりに素晴らしい本と触れ合うことで、幸福度が増すと考えました。2人は、読み終わった本にステッカーを貼ってどこかに置いてもらうプロジェクト @booksontherail をスタート。見知らぬ誰かがそれを手に取って本と出会い、読んだ後は同じことを繰り返します。私たちもこのアイデアを真似してみませんか。素晴らしい本を読み終えたら、自宅の本棚でホコリをかぶらせる代わりに、表紙にメモを付けて誰かが手に取れる所へ。本を読む喜びのプレゼントです。
リチュアルズが生まれたアムステルダムには、街中に無料の小さなライブラリーがあり、自宅から飛びだした本棚で本を交換できます。皆さんも、住んでいるマンションの受付やオフィスで、小さなライブラリーを始めてみてはどうでしょうか。
誰かを幸せにする方法 #2:褒め言葉を伝える
「誰かに良い所があると思ったら、それを本人に伝えましょう」とは、欧州最大のポッドキャストの1つ「Diary of a CEO」のホスト、スティーブン・バートレットの言葉。これは「それは、世界が強く必要とするポジティブさを生みだすための、ごく簡単な方法です」
誰かを幸せにする方法 #3:特別な理由のないケーキ
同僚のためにケーキを焼いてみるのはどうでしょうか。少しの間、デスクとTO DOリストから離れ、皆でケーキとコーヒーを楽しむこと以外に、特別な理由は必要ありません。人と何かを一緒に食べることで、幸せ度が高まることがわかっています。
誰かを幸せにする方法 #4:庭からのお裾分け
庭で育てたお気に入りの植物を摘み取って、友人にプレゼントしてみましょう。あなたの世界が詰まった小さな断片を、彼らの世界に持ち帰ってもらうのです。それを目にする度に、友人はあなたを思って幸せな気持ちになるはず。
誰かを幸せにする方法 #5:誰かのためにコーヒーを買う
イタリアには、「Suspended Coffee(保留コーヒー)」を意味するカフェ・ソスペーゾという言葉があります。この言葉は、100年以上前にナポリの労働者階級が訪れるカフェで始まった善意の運動の中から生まれました。コーヒー1杯を買う時に2杯分を払うことで、恵まれない誰かがコーヒーを飲めるようにするという仕組みです。一部のコーヒーショップではホームレスにコーヒーを提供しています。次にあなたがアメリカーノを頼む時、バリスタに誰かの分のコーヒーも買えるか尋ねてみましょう。あるいは、列に並ぶ次の人の分を買うことを申し出てみるのはいかがでしょうか。
誰かを幸せにする方法 #6:ドアを開ける
これは比喩でもなく、キャリアの話でもありません。文字通り、開いたドアを誰かのために支えることです。「次に来る人のためにドアを押さえておくという小さなことで、誰かの気分を明るくできます」と心理学者のジェス・ベイカーは述べています。「それはわずか数秒ですが、人と人のつながりを感じる時間になります。相手を見て、認識したことを示し、その人が1日を少しでも心地よく過ごせるために何かをするといった気持ちの表れなのです」
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