リチュアルズとTiny Miraclesの、小さな行動がもたらす大きな変化

リチュアルズは、愛ある小さな行動が小さな奇跡を起こすと信じています。そうした思いから、リチュアルズはTiny Miracles財団を支援しています。この記事では彼らの活動と、私たち一人ひとりができるサポートをご紹介します。

 

2011年に創設されたTiny Miracles財団は、ある重要なミッションを掲げています。それは、貧困をなくすソリューションを見つけ、その輪を広げること。人々のウェルビーイングを向上させ、未来の世代がよりよく生きられるよう、包括的なアプローチで取り組んでいます。ムンバイのコミュニティーを支援する彼らは、インドが貧困から脱することを目標としています。 

 

お金だけではない支援の形

Tiny Miraclesは財団であると同時にB Corp™認証を取得したサプライヤーでもあり、数百人の雇用を生み出しています。Tiny Miraclesの大きな特徴は、企業に資金提供を求めるだけではなく、恵まれない人々に貧困の連鎖から脱するためのツールを包括的な視点で提供していることです。これに役割を果たすのが、サプライヤーとしての事業活動です。これにより、1回限りの寄付で終わるのではなく、働ける人々に安定した収入をもたらしています。リチュアルズはTiny Miraclesとサプライヤー契約を結んでいます。グッディ バッグや昨年発売したサマー ボックス オブ ジョイのブレスレットがその例です(※日本未発売)。Tiny Miraclesは公式ウェブサイトに次の言葉を掲げています。「奇跡を起こすには、人生のあらゆる面で、一斉に変化を起こさなければなりません。診療所を建てたとしても、安全な飲み水が手に入らなければ、何も変わりません。学校を作ったとしても、子どもたちに食べる物がなければ、前には進めません。生きるための基盤を整え、しっかりとした土台の上で気づきと知識をもたらすことによって、本当の意味での長期的な変化を起こせるのです」。Tiny Miraclesが生み出すポジティブな変化は、アウェアネス、ヘルスケア、スキルトレーニング、エデュケーション、セレブレーションの5つを軸に展開されています。

 

数字に表れた成果

その言葉通り、Tiny Miraclesの活動は意義のある長期的な成果を挙げています。彼らのプログラムは、700人が生活し、売春が横行する極めて危険な地域でスタートしました。以来、8つのコミュニティーと、そこで暮らす3,000人以上の人々へ、積極的に支援の手を差し伸べています。Tiny Miraclesの活動は、浄水プログラムの実施に始まり、公共医療施設の整備、1日の収入が1ユーロを下回る男女の賃金を平均的な給与水準に引き上げることにまで及びます。今、子どもたちは英語学校に通い、より多くの若者が大学で学び始めています。そして、ヘルスケアセンターの設置により死亡率が大きく低下しました。

 

心に光を灯して

Tiny Miraclesが展開するさまざまなプロジェクトは全て、コミュニティーのエンパワメントを目指しています。Tiny Miraclesの創設者、ローリエン・メウターは次のように述べています。「私たちは機会を提供し、それによって人々の考えに変化をもたらすことを目指しています。彼らが自信を持ち、人生を自ら切りひらけるように。私たちの願いは、彼らの心に光を灯すことなのです」。

 

私たちは機会を提供し、それによって人々の考えに変化をもたらすことを目指しています。彼らが自信を持ち、人生を自ら切りひらけるように。私たちの願いは、彼らの心に光をともすことなのです。

LAURIEN MEUTER

アクセサリーが広げる輪  

リチュアルズは2011年よりTiny Miraclesのサポーターを務め、彼らとのコラボレーションによってグッディ バッグの共同デザインが実現しました。耐久性に優れるこのトートバッグは全て、ムンバイの女性たちによって手作りされています。寄付をして終わるのではなく、このパートナーシップは女性たちに確実な収入を提供します。それと引き換えに、リチュアルズは美しいハンドメイドの製品を販売できます。年間数十万点に上る注文数は、大きな雇用を生み出しています。それは、意欲のある女性たちに貧困の連鎖を断ち切る力をもたらします。グッディ バッグのステッチには、彼女たちの未来への希望が縫い込まれているのです。そしてこの夏、新作のバッグが登場します。カラフルなプリントが目を引く新しいビーチバッグは、Tiny Miraclesの女性たちによるハンドメイドアイテムです(※日本未発売)。

  

こうした美しい製品を作るには技術を要します。バッグの製造に携わる女性たちは、ミシンの使用を学ばなければなりません。そのための徹底したトレーニングが提供されていますが、コミュニティーの誰もがミシンを扱えるわけではありません。Tiny Miraclesでは縫い物ができない人、自宅を離れられない人、その他の理由で働けない人のために、あらゆる女性を受け入れています。その活動を支援するため、リチュアルズは新たなコラボレーションを開始しました。2023年にRitualsが発売したサマー オブ ジョイ ギフトボックスには、1本は自分のため、もう1本は誰かに手渡してほしいという願いを込めて、2本のブレスレットが含まれていました。これらもTiny Miraclesの女性たちが作ったものです。「高齢の女性や、新生児のいる母親たち、あるいは精神的・身体的に困難を持つ女性たち。そうした女性たちが訪れ、働ける場所をコミュニティーの中に設けました。この空間で、彼女たちは和やかにブレスレットを作っています。それは美しい光景です」と、メウターは述べています。このブレスレットは大きな反響を呼び、2024年のアクションへとつながりました。このプロジェクトもまた、働きたいと願う人々に収入を提供する手段となります。多くの希望が込められた、シンプルな1本のタッセルブレスレット。誰もが簡単に作れるようリチュアルズとTiny Miraclesがデザインしたこのアイテムは、あらゆる面でポジティブな変化の輪を生み出します(※日本未発売)。

 

 

 

Tiny Miraclesの意義ある活動について、詳しくは財団の公式ウェブサイトをご覧ください。